ん? 8人?
朝の段階で、ほとんど交代がいないことが確定。
しかも、集まったメンバーの顔をよく見ると、おっさんです。
何度見直しても、おっさんしかいません。
人呼んで「ターキーおっさんズ」。
FWの平均年齢はほぼ42歳。BKは少し若くて30代半ばでしょうか。
でも、最近のターキーは、ひと味違います。
予選リーグ第1戦は、比較的若いバックスの快走で「ストラグ軍団」に大勝。
おっさんズ、やるじゃん。
第2戦の相手は、白いジャージに身を包んだ若者たち。学生クラブの「貘之会」。
まぶしい。まぶしいのです。
まぶしいのは、ジャージの白や女子マネだけではないのです。
いかにも走りそうなのです。実際、走るのです。
しかも、選手がたくさんいるのです。
フレッシュなのが、次々と出てくるのです。
しかし、息子でもおかしくない若者たちを相手に、おっさんズは粘ります。
ずっと取り組んでいる「ワンライン」のディフェンスで粘りまくります。
「0-0」で、残りあと1分ほど。最後の最後に残念ながら、ゴールラインを割られて敗北。
1勝1敗でおっさんズは上位8チームの決勝トーナメントに進出しました。
準々決勝の相手は、「東京ジェントルメンズ」。
ここで関西から馳せ参じた昴が参戦し、おっさんズ、少し息を吹き返します。
勝てば、準決勝の相手はセブンズ日本代表を擁する「PSIスーパーソニックス」です。
日本代表が本当に試合に出ています。
もちろん、フィットネスもストレングスも腕や足の太さも動きも、すべてが違うのであります。
(どうする? あれと試合するの? 楽しみだな? 本当に? まじかよ? 大丈夫なの?)
などなど、さまざまな気持ちがメンバーの心の中で交錯しましたが、
日本代表とはぶつかることなく準々決勝で敗退。
裏トーナメントにまわり、再びの準々決勝は「かめありクラブ」と対戦し、終了間際のザキのトライで大逆転勝利。
もう、おっさんズとは呼ばせません。
満を持して臨んだ裏トーナメント準決勝は、千葉の「茜浜フェローズ」。
ノーサイドの笛で、おっさんズはまっしろな灰になったのでした。
2勝3敗。負け越したものの、交代なきセブンズで合計1時間ほどを戦い抜き、
おっさんズにピッタリの呑んべ横町で名古屋場所を肴に秋シーズンへの手応えと課題を語り合いながら、笑いあり涙ありの大会は終了したのであります。
Reported by Fumi