雨も心配される肌寒い天気の中、東京都クラブ選手権、城東ドンキーズ戦が始まりました。前半開始から攻勢をかけ、ターキーがペースを握る。FW、BKのバランスの取れた攻撃で城東陣内に押し込み、22mライン中央辺りで、城東が堪らずペナルティーを犯す。
PGを選択するも、キックティーが見つからず、微妙な時間が流れ、レフェリーに促され、ドロップゴールを選択。そのキックを川上が失敗。城東が早く動いたということで、蹴り直しのチャンスが与えられるものの、再度失敗。
その後、一進一退の展開が続くものの、城東23番に長い距離を走られ、最後はFWで押し切られてトライを許す。キックも成功し、0-7。その後も同じような展開が続き、どちらも決め手のないまま時間が過ぎていく。前半終了間際、またもや城東23番に走られ、ゴール前でターキーが必死のディフェンスを試みるものの、FWで押し切られてトライを許す。キック成功。前半は0-14で終了。
後半、開始からターキーがペースを握り、城東陣内でゲームを進める。ポイントからFWが2度3度とサイドアタックを仕掛け、城東FWが手薄になったところで、ツネがサイドをすり抜けて中央にトライ。キックの当たっていない川上に変わり、キッカーを勇に変更。キック成功で7-14。
さらにターキーが攻勢を強め、同じような展開で城東陣内に押し込み、22mライン辺りのポイントから、えいちゃんがサイドを突破。城東BKすら振り切る激走で、中央へトライ。キック成功で、14-14の同点に追いつく。相手陣内で優位にゲームを進めるターキー、城東陣内22mライン辺りで、城東が堪らずペナルティ。
PGを選択し、勇が決めて逆転。17-14。逆転で少しターキーの気が緩んだか、城東が息を吹き返したのか、城東の反撃を受ける。
後半ディフェンスを修正し、ほとんど走らせていなかった23番に走られてターキー陣内に押し込まれ、最後はまたもやFWで押し込まれてトライを許す。キック失敗で、17-19。
気を引き締めなおしたターキー、城東陣内でゲームを進め、押し込んでいく。連続攻撃で揺さぶったところで、22mライン付近で城東がペナルティ。これを勇が冷静に決め、20-19と再逆転に成功。
その後も優位にゲームを進めるターキー、城東陣内22mライン付近で城東がまたもやペナルティ。PGを選択し、成功。23-19。
終了間際、城東が最後の力を見せ、ターキー陣内に押し込まれる。ターキーも最後の力を振り絞り、必死のディフェンス。残り1分、ターキー陣内22m付近のラインアウトから、城東が最後の勝負を賭けてBKに展開するも、CTB辺りでボールを落とす。それを酒井が大きくキック。高野と酒井でチェイスし、城東が先にボールを押さえるものの、2人がかりでボールを奪いに行き、城東のノットリリースのペナルティを誘う。このペナルティを川上が冷静にタッチに蹴り出し、ノーサイド。23-19で見事勝利。
昨日の試合のMVPは、公式戦初トライのえいちゃん、といいたいところですが、やはり、途中でキッカーを交代した難しい状況で5本のキックをすべて決め、23点中13点を叩き出した勇でしょう。
Reported by Sakai